画像処理技術

画像処理技術

近年、適用範囲が急速に拡大している画像処理技術とIoT。当社では、2009年から画像処理技術を手がけ始め、宮城県内の大学と連携しながら様々な分野、様々なニーズに対応してまいりました。

その取組成果の一部を紹介いたします。

1.農業IoTシステム「たもつくん series」

工業系の画像処理技術を農業分野に応用し、ET2014展示会にてハウス栽培での「トマト生育監視システム」を提案して以来、「スマート農業」の分野に新規参入しました。その後、国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構様から開発委託を受け、施設園芸向けのUECS規格(注1)に対応した環境制御システムの開発に着手し、2018年に農業IoTシステム「たもつくん series」を商品化しました。
当社は今後とも、画像処理技術とIoT技術を融合したシステム製品開発に注力していきます。

(注1) UECSとは、ユビキタス環境制御システム(Ubiquitous Environment Control System)の頭文字を表し、「ウエックス」と読みます。植物を生産するためのガラス室・ハウス(温室)、植物工場などの園芸施設の環境制御を実現するための優れた自律分散型システムです。

2.アドレッサブルスクリーン映像投影システム

複雑な曲面や、形状が変化する投影面(スクリーン)に映像を綺麗に投影することを目的としたシステムで、JST(科学技術振興機構)から採択を受けたプロジェクトで、当社は画像処理部分の研究・開発に携わりました。

3.液晶表示用ガラス欠陥検査装置を高度化する画像処理組込ソフトウェアの開発と事業化プロジェクト

従来人間が行って居た欠陥検査を、より精細な精度でより正確に行う為のシステムで、2011年度に中小企業庁の「戦略的技術基盤高度化支援事業」の採択を受け、当社がプロジェクトリーダーとして開発を推進致しました。
その結果、従来困難であった、実用化に目途を付けることが出来ました。

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